足を止める

買い物の帰り「おせち早割」の文字が見えた。
（あ～、おせちか～・・・いるよね！？・・・いるなあ～）

「すみませ～ん。おせち注文したいんですが・・・」
重たい荷物を提げたまま10分、20分・・・
「あの～すみませ～ん。これにします。」（なんでいちいち謝るん？？？）・・癖や

結構な量のカタログから一つを選ぶのはなかなか迷う。
自分の中で何人かの私が「私はこれ！」「私はこれ！」と言うから決められない。
さんざん見て、迷って結局、1番最初に載っている「おせち」にした。
代金を支払う！
あちゃ～　早割は昨日で終了。
・・・自慢にはならないが、こんなこと多いなあ～

今年は娘たちとおせちを手作りしようかと話していた。
市販のおせち買ったと聞いたら怒るかも・・・？許せよ！
でも買ったからと言っても煮しめや栗きんとん、ゆりねや鯛のこの卵とじ
好きなものはみんなで作ろう。
あ～～今年も終わるんやね

お正月、布団の中にいると父の声がする。
「直子はお餅何個や？」・・・三が日、毎日聞こえた。
布団から出て服に着替えた頃、注文通りお雑煮に2個お餅が入ってる。
おいしい！・・・お父ちゃんの作るお雑煮は最高

もう1回子供に戻りたいなあ～　
お父ちゃんに会いに行きたいなあ～

涙が・・・

「年」がいくと緩むってホントみたい。　すぐに涙が出る。
悲しくても嬉しくても・・・
朝の連ドラで、トーストをかじりながら何度もティッシュで鼻をかむ。
悲しいシーンも感動的なシーンも、ひとりで観ているとお構いなしに泣けてくる。
若いころ、これしきでは泣かない。
最近はもう、ボロボロ。
・・・これは何？涙腺の衰え？
テレビだけに限らず、誰かと話をしてても心の奥に触れると涙がポロリと・・・

涙は美しかったり、可愛かったり、優しかったり・・・そんなイメージだったのに
近頃コントロール出来ない老化のイメージに・・・な訳ないか！？
一生に流す涙の量が決まってるのかもしれないなあ～

ねえ　　てんてんも泣くの？　　　「みゃお～」じゃなくて！

優先順位

いつの間にか12月・・・

比較的暖かい日がありがたい。
だから、あれもこれもやってしまおうと頭の中で大掃除が始まる。
台所は毎日使う場所だから最後やね～、お風呂場は・・・ここも毎日やなあ～
そうや！　窓を拭こう！・・・その前に雑巾をたくさん作らないとあかん。
くたくたになったタオルを何枚か選んで・・・ミシン、ミシン！糸の色は無視、無視
洗剤は～？と、　　あ～少ない！　まあいいか！　
バケツにお湯を張って、洗剤のボトルを逆さに最後の一滴まで入れる。
ゴム手袋をはめる・・・おっとその前にハンドクリームを！　
最初の窓は気合が入る。ガラスはもちろん、レールも完璧な仕上がり。
２枚目、の前にコーヒータイム。
バケツのお湯が水になる。

さてとお湯の入れ替えをして気付く。
結局、洗剤を買いに走る。ついでに夕飯の買い出しも・・・
何にしようか？？？

窓１枚の大掃除　続きは明日に持ち越し
なのに明日は寒いらしい。

キンプラ

先日、部屋の模様替えをした・・・いや！まだ続行中。

あれをこっち、これをそっち、それをあっち、などとやりながら
気が付くと家じゅう足の踏み場もないくらい、物、物、物、物があふれてる～
片づけてるのか散らかしてるのか・・・他人が見ると明らか、散らかしてる。

捨てられない性分でもないのに、しょうもない物が出てくる出てくる。
きれいから、かわいいから、何かに使えそうだから、そんな種類の理由で。

このタイミングで電話。
リサイクルショップがオープンするらしい。
不要になったものを買い取りたいと言う。
・・・あるよ、あるよ、あるよ～

なに？なに？
服や食器もOK！？
・・・あるよ、あるよ、あるよ～

勢いついてタンスの中から「え～い、これもいこう」
「そうそう！おかゆ鍋とかあったなあ～・・・保証書はどこやったかなあ」
「この足マッサージ器、高かったけどもういいわ！」
次から次、並べる内に部屋が店になってる。

今時の顔をした細見の男が物腰柔らかく、
「キャンペーン中の物を出していただいたら高く買い取ります。」・・・と男
「ふ～ん、キャンペーン中の物って何？」・・・と私
「液晶テレビに貴金属など出していただくと不要品も持って帰ります」・・・と男
「服や食器も買い取ってくれるんやろ？」・・・と私
「キャンペーンの物を出していただいたら、一緒に持って帰りますよ」・・・と男

同じ会話を2～3回したけど・・・

お店のように並べてあるもろもろには見向きもしない。
試しにネックレスとリングが入った入れ物を持ってきた。
その男・・・食いつく食いつく！
テンションまで上がって、金杯とかも大丈夫ですよって言い出す。
・・・金杯なんか持っててもしゃあないと、昔捨ててしまいましたわ。あはは～

結局、長い長い時間の無駄づかいをしてしまった。
不要なもので、お小遣いできるかもって欲を出したのが間違いのもと。
明日はまじめに片づけよう。