胸の中でひとり

母が明日入院する。
嗚咽がでないように、ぐっと唾を飲み込む。
髪を洗うときだけ泣きじゃくる。

明日は頑張って笑う。
「大丈夫！」とも言う。

今夜は早くベッドにもぐる。
天井を睨みつけながら眠りに落ちるだろう。

胸の中で思う。
もう１度一緒に、あのスーパーで買い物できるよね？

いら～

１週間のひとり暮らしもラスト。
日曜日だしゆっくり朝寝坊をするつもりで昨日は遅くまで起きていた。

まだまだ外は暗い３時・・・「てんてん何？水？」
まだ外は暗い４時・・・「てんてん何？今度は何？また水？ごはん？」
外は暗い５時・・・「てんてん何？もう怒るよ～何なん？」
薄暗い６時・・・「てんてん、寝かせてよ～　頼む～」

１時間置きに顔の周りをぐるぐる回りながら鳴くてんてん
ふとんをかぶって防御。
暑くて顔を出すとまたてんてんのぐるぐるが始まる。
薄目を開けて様子を見るとてんてんの顔がアップ。
薄目がばれると身体の上で足ふみが・・・
参った！をして起きる。

水でもない、ごはんでもない。
朝ドアを飛び出したてんてんはデート
最近食べ物をねだりに来る、どこかの猫。
喧嘩ばかりしていたてんてんがこの猫だけには喧嘩をしない
（はは～ん！さては、ラブやな？？？）
（騙されたらあかんよ！てんてんは過保護なんやから！）・・・とつぶやく。

それにしても寝不足の私はいまさらベッドに潜るには中途半端な時間
まあ～　取りあえず朝ごはん。
洗濯して、掃除機かけて、お化粧もして一段落。

あれ？？　　てんてん、ぐ～ぐ～寝てる！（ほら！眠いやろう？）
デートは昼間にしなさい。

ひとり

訳あって今週は一人暮らし。
内心「やったあ～！」と喜んだ・・・
（一人暮らしなんてしたことないもん、まあ～あこがれやね）

いざ一人（あっ！てんてんいます。）になってみると、昼間はいいのよね。
夕方ぐらいになってくると、ちょっと心細くなってくる。
そしてすっかり暗くなると心細さが怖さにかわるのよね。
だから・・・
お風呂に入るときはあちこちの電気をつけて、見ないテレビもつけてと・・・
お風呂のドアを開けて足ふきマットにてんてんを座らせる。（怖さが和らぐ）
それでも髪を洗うときは背中が寒い気がする。
必要以上にてんてんに話しかける。（てんてんかしこいなあ～・・・なんて話す）

私、料理は好きなはずなのに・・・
ひとりっきりだとこんなにも作る気持ちがなくなるんだ！！！
毎日、カップ麺と冷食とコンビニ弁当のぐるぐるローテーション
３日でもう飽きてしまった。
美味しい白いご飯が食べたいと思った。（白いご飯と漬物、最高や！！！）

誰も散らかす人もいないけど、とりあえず朝は掃除機をかける。
洗濯物にちょっと贅沢な柔軟剤を買って入れてみた。
好きなハーブのテキストを存分に読んだ。

一人で過ごす・・・（貴重な時間やなあ～）
でもこれが永遠やったら・・・（何もしたいことがなくなるやろうなあ～）
一人暮らしは時々がええなあ！

あ～～　窓からきんもくせいのいい香り
裏庭に植えたきんもくせいが初めて花をいっぱい咲かせて、いい匂いを放ってる。
私はこのきんもくせいの香りがするガムが好きやったのに・・もうどこにもない。

きんもくせいの香りがするガムの話、覚えていますか？・・・そうそう、そこの人

集まり

久しぶりの飲み会。
ひとあし早く着いた私は１番置くの席に。
しばらくすると扉のほうから懐かしい顔がぽつりぽつり現れる。

「いやあ～久しぶり！どないしたん？」・・・（別にどないもしてないけど？？？）

次の人も
「久しぶりやなあ～！どうしたん？」・・・（だから～どうもしてないけど？？？）

そのまた次の人も・・・
私はいつも通りなのに・・・もしかして

・・・分かっています。太ったって言いたいんでしょ！！！
そうです。太りました。
太ったことの言い訳を並べたけど、なんのための言い訳やろう
そんな言い訳をして私は何を期待してるんかなあ～
「そうか～そら太るの仕方ないわ！」って言葉を期待？

言い訳せずにちゃんと認めましょ！
食べてるから、飲んでるから、と。

まあ～まあ～まあ～　その話はおいといて・・・

女のパワーはすごいです。（自分も女ですけどね。）
特におばちゃんはすごい。（自分もおばちゃんですけどね。）
飲むのも豪快だけど生き方も豪快や。頑張って生きてる感じが伝わる。
私は飲むのは豪快だけど生き方が追いついてないなあ～
昨日豪快に飲んで今日、めっちゃおとなしい私。
生き方追いついてないけど、私はスローが好きや。

ひとつだけ思いだせなくて・・・
「頑張りや！頑張ったらいけるよ！頑張り！」と背中を叩きながら励まされた。
むっちゃ励まされたの覚えてるんやけど・・・なんの話やったんやろか？？？

思いだせない