30年

今年、結婚30年を迎えた。
結婚以来ず～と同居の姑が間もなくグループホームの施設に入る。
今年の夏から入院し、時々認知症状が出てきた。
入院当初・・・退院間際まで自宅に帰ると夫婦で思ってた。

でも～

思い、悩み、話し合い・・・答えを出した。

これでよかったんかなあ～
私が娘のころの記憶に、父と母がおばあちゃんのオムツを替えてる姿がある。
食事が摂れなくなったおばあちゃんにスイカの汁を脱脂綿で含ませてた姿も・・・
何一つ手伝ってないけど、大変なんだと横で見てた。

うちにおばあちゃんがいる、だからおばあちゃんの世話をする。
大変でも当たり前だと思っていた。

あの時の母と同じ立場になった今、私は何度も自分に聞いてみた。
「ほんとに無理なんか？」
「絶対に無理なんか？」・・・

それで出した答えに違いないのに、ひっかかる。
家に帰れるって信じてる姑
「もうすぐ！もうすぐ！帰れる」ってみんなで嘘をついてる。
私も嘘をついてる。
やるせないって！！！こんなことを言うの？？？

これで、よかったんやろか？

手ごわい

最近パソコンを買い替えた。
以前使っていたパソコンも電源はつく。
ただ、恐ろしいほどゆっくり。どうにかすると開店休業になる。

「さくさく」の意味がわかった！
「お～～～電源入れてコーヒータイムしなくてもすぐ使えるやん！」
「音楽かけえ～の、ネットやり～の、ブログかき～の・・・大丈夫なのよ！」
なんか、猫に小判やない？？？それとも、豚に真珠？？？
私には正直もったいないなあ～
しかし、ええわ！！！
やっぱ、ええわ！！！　　よすぎて、ついていけてないが・・・ええわ！！！

だけど前のは愛着がある。いろんなことを教わったからね～
横において、アルバムのように時々電源を入れてみよう。
時々電源入れたら「かっちかっちやど～」・・・ちょっと古いかな？

nervous

母の病室へ洗濯物を届けた。

カーテンの隙間から母を覗いた。
むこう向きに寝ている。元気な時の母からは嘘みたいに小さい布団の山。
気付かれないようにそう～と前にまわり・・・
トントンと肩を小突いた。そして「にっ！」と笑ってみせた。

（あ～弱弱しい笑顔）
「来てくれたん？ありがとうね」・・・いつもの言葉から始まる。
他の人に気遣いながら互いに小声で話す。
耳が遠くなった母は何度も「えっ？」を繰り返す。

我慢してたのか、話し声が涙でつまり出した。
テッシュで鼻をかみ、ポロポロ涙が落ちた。
「なんで、泣くことあるん？最悪の病気じゃないで！」
私がそう言ってもしばらく泣いているので、そこで会話も途切れてしまった。
じっと顔を見ていると、私も泣けてきた。

5分か10分かもっとかも・・・
最後の涙の後に聞いてみた。「どうしたん？」

年がいって動けなくなって自分のことも出来なくなったら、
どこかに入れられるんか？どこも行くところもなくて邪魔に思われるんか？
そんなん思ったらここからも家に帰られへんのん違うか？・・・

そんなこと・・・
私は嫁いでよその姓になってるけどお母ちゃんの娘やで！
そんな目に、そんな思いはさせへんよ。
心配いらんから。

・・・そう言いたかったのに
こっちまでもらい泣きしたから言えなかった。
涙と鼻でくちゃくちゃになりながら笑うのが精一杯

がんばれ！母

馬肥ゆる・・・

毎日夕飯が済んでから思う・・・ダイエットしなくっちゃ！
そして誓う・・・明日から絶対やる

昨日久しぶりに郊外に出て大きなショッピングモールへ行った。

（わおっ！！冬物セールしてる）

・・・これぞ衝動買い。
ニットのセーター2枚と黒いパンツ1本購入！　試着もしないで購入！
ルンルン気分（ちょっと死語かも）で購入！

帰ってさっそく着てみた。

「うっそ～！？！？」
「これサイズ、付け間違いやない？」
「う～～～ぐるし～～～。パンツのチャックが・・・きついよ～～～」

バーゲン品やし、交換も無理やし、しかもショッピングモール遠いよ
斯くなる上はリフォーム？リメイク？するしかない。

チョッキチョッキ　チョッキチョッキ・・・ハサミのいい音
でも私、不器用すぎる。下手すぎる。
おおざっぱの性格が前面に出てる。
適当に切ったところに、適当な布地を縫い合わせて完了。
それを見た娘が驚きと大爆笑。そして一言「痩せたほうがいいと思うで！」
「そうやろう～」と、他人事のように答えた。

今夜も夕飯の後に小さい、小さい雪見だいふくに負けた。
なあ～
てんてんも食べる？・・・
おいしいなあ！！！

安堵

今日、病院の先生から母の病気の説明があった。
最悪を免れた。
・・・誰に向かってか分からないけど、「ありがとう」の言葉を心で叫んだ。

説明が始まる前に机の前のライト板みたいなところにレントゲンが並べてあった。
今朝撮ったレントゲン・・・左の胸が真っ白で右側と全然違う。
普通でないのは素人目にも分かる。
私と兄は黙ってるけど、たぶん同じ気持ちを持っている。

先生の説明が終わって、１番最初に思ったことは、
「また一緒にあのスーパーで買い物が出来るよ」
一年先になっても必ず行こうと思った・・・自分にそう約束した。
なんでもない普通のことが無性に大切に思えた。

母が入院してから毎日、父に言った。
「お母ちゃんを連れて行かんとってや」と、そればかりを繰り返し言った。
「ありがとう」は父に言ったのかもしれないなあ～

変身！

１ヶ月ぶりに例の美容室へ行った。
今までの私ならもっともっと伸びるまでほったらかしだったけど・・・
初めての美容室では「次回の予約」を取って帰るシステムらしい
（・・・と、言うか予約で客の確保でしょう？？？）
まあ～流されるままに従った。

出てきた出てきた！！！　カリスマ美容師さん。
「こんにち～・・・、今日はどのよ・・・・～～」
ったく～もう～
前回と同じく語尾が聞こえな～い！！！
この状況、聞きたいことは分かるけどね。

前回１０００円で買った「３回目まで割引できる」と言うチケットを手にしてる
なのに、他のん勧める？！高いのん勧める？！（やめて！やめて！）
（勇気をだして・・・）「あっ、あの～普通ので」（なんで勇気ださなあかんのよ！）
「トリートメントしておきましょ・・・？」（なんか聞いてはるよ～）
私、もう１回聞くつもりやってんけど・・・「はい？」が「はい」になってる。
トリートメントに割引ないのよね！

じゃあ準備しますのでと、カリスマはさっさと次の獲物に行く。

またまた新人らしき女の店員さんが来て言う。
「カットはどうされましたか？」
私は「う～ん、なんかパーマの前に少しだけ毛先をカットするって！」
「あっ！そうですか」・・・と、なにやらチェックしてる。

さてさて仕上げに出てきたカリスマ・・・と思いきや、新人男性。
台風の中を歩いてきたようなヘアースタイル！（若いから似合ってるぞ）
「失礼します。」とブローを始める。
（あ～左右非対称で乾きはじめてるよ～）
私は雑誌を見てられなくなり彼の動きが気になる。
この先どうしていいの？って感じの、それ、もしかして焦りの動きじゃない？？

なんとか形になってきたスタイル・・・だけど鏡の中の私と彼、髪型かぶってるよ。
彼と同じように疲れた。

終わって会計・・・パーマの割引はあったもののカット代金がプラス！！！
なんで？なんで？
前髪５ミリだけ切ってもカット代入るん？？？（入るらしい）

帰って娘に愚痴ってしまった・・・
「ママはいつものパーマやさんがいいなあ～」（確かに）

だってだって～割引チケットあるのに高くついたんやもん！！！

くもり

あ～だめだ～　　ぜんぜんやる気がおきない。
何をする気もおきない。
心の中が空っぽ。
退屈とはまた違うやる気のなさ。
なんだろう～　
どんよりした空なのに外を見るとまぶしくて目を開けてられない
そして、すごく眠い。

目の前の課題に押しつぶされそう
机の前でただじっとしてるだけで、心の中ではうろたえている。
何をやったらいいのか、何からやったらいいのか
する気が起きないのに焦る。　焦る焦る。

車に乗って花屋さんでも行こうかなあ～
少しは気が晴れるかな？？？