2011年5月29日日曜日

誕生日

来月は私の誕生日月。
居酒屋から、早々と「伊勢海老1尾プレゼント」のハガキがきた。
思わず・・・ヤッホー!
たぶんプレゼントの倍は使っちゃうなあ~
でも、まあいっか!
ハガキを捨てずにと・・・目に付くところに貼っておこう。

高校生の頃、誰にも祝ってもらえない誕生日があった。
彼氏もいないし友達ともそんなに仲良しがいる訳でもなかった私
それでも誕生日だけは、毎日と少し違っていて欲しかった。
今になると分かるけど・・・母の気持ち。
うちは裕福でなかったから、いつも母が夜遅くまで仕事をしていた。
外に出る仕事ではなくミシンを毎日朝から晩まで踏んでいた。
だから誕生日を祝ってもらえるなんて最初から思っていなかった。
・・・それなら自分でケーキを買おう!
そう思って自分のためのケーキ、ショートケーキを1個買った。
母がミシンを踏む目の前で、食べたケーキ。
それは涙の味になった。
まさかそんなつもりはなかったのに、
「いやみやなあ~」と一言。
母の目に涙が溜まってた。
ごめんも言えず、黙ってケーキを飲み込んだ17歳の誕生日

あれから何年経つかなあ~(数えたらわかるんですけどね)
あのときの母の年、越してしまったよ。
いまさらやけど、ひどいことしてごめんね、おかあちゃん。

そや! 今度はショートケーキ2個持っていくから二人で食べよう
きっと次は二人で笑えるで。

2011年5月27日金曜日

しぼんでいく期待

昨日行った面接の結果を待っている。
期待に胸を膨らませて待っている。

ひぇ~60人も面接!?・・・
採るのたったの6人でっか~???
確率10分の1やん

次の方、どうぞ~
声に促されて扉を開けた。
次の方も、どうぞ~・・・グループ面接?

あれこれ質問タイム!!!
怖い顔の笑顔で、答える私。
次の方も、声がビブラート。この方の顔も、見てないけどきっと怖い笑顔や。
面接官が履歴書に目を落としている間しばらくの沈黙が続く。
何故かあくびが出そうになる。(余裕じゃないのよ!緊張すると出るの)
頭の中で、あれやこれや一瞬いろんなことを考えたその瞬間、名前を呼ばれた。
「はあい」・・・間の抜けた返事になってしまった。
もとい!もとい!
「いつからこれますか?」・・・「いつでも!」
「何時に入れますか?」・・・「何時でも!」
「何曜日がいいですか?」・・・「何曜日でも!」・・・好きにして~
私への集中攻撃が終わり、次の方をチラ見した。
なんか余裕の笑顔や。
たぶん同じ質問されているのだろう。隣にいる私、聞く余裕ゼロ。

面接が終わり、扉の外に出た。
呼吸するの忘れてたみたいや。
めっちゃ大きい深呼吸で、面接前の時間に帰ってきた。(どこ行ってたんやろう)
外に出たら小雨で気持ち良かった。

その結果待ち。
そんな散々な面接でも、私は期待に胸を膨らませ待ってる。
てんてん、
電話が鳴れば採用だよ!

2011年5月16日月曜日

心の内側

今、私の心の中には腹立たしさ、憎しみ、情けなさ・・・
この類のものでいっぱいになってる。  なぜ?
こんな気持ちに心を満たされたくないのに・・・

運がいい、運が悪い、ついてる、ついてない、
そんな言葉で分けないで欲しい
もう頑張る意味がない

・・・明日、母親のところに帰ろう。
自分では疲れすぎて元に戻れない。
甘えて癒して貰おう。これが薬だよね。
こんな私でも、子供たちには薬になる日が来るのかなあ~

2011年5月12日木曜日

またまた就活!

ないよ~  
働くところないよ~
これは!と思って電話をかけたら、年齢を聞かれた。
即答で断られた。
・・・もうちょっとぐらいなんか聞いてくれてもいいやんなあ~
そのせいか、応募の電話するの怖いし躊躇してしまう。
・・・あかんあかん。そんなことでめげたらあかん。

手元に求人の情報を書いた紙、上から順に×印で消していく。
あ~ だんだん残り少なくなっていく。
次は~と、整骨院の受付かあ!?受付はやっぱり若い子やんな!?
「50です。」言うたら「50う~?」って聞き返すやろうな・・・目に浮かぶよ、それ。
ほんとは、もうちょっといってるけど。
じゃあここも消してと・・・

これはどう? 歯医者さんの受付事務・・・
少し前、辞めたばかりやん!また泣くで!
そやった、そやった!止めとこ。

後は、
お花屋さん・・・配達ある・・・私の運転じゃ・・・無理~
シャツの専門店は?・・・いいね~
では、恐る恐る電話してみようか???

昼寝ばかりしてるてんてんが羨ましい!
「起きろ~」

2011年5月10日火曜日

母の日

私が母の日のプレゼントを何にするか悩んだように娘も悩んだらしい。
夏ものバッグをもらった。
それは、私の好みそうな、それでいて娘の「らしさ」を含んだデザイン。
「早速使うわ!」と言ったものの、もったいなくてまた箱に閉まった。
これに似た光景を二日前に見た。
母に花柄のスカーフをプレゼントしたとき。
「こんなん欲しかってん!」・・・そう言いながら包装紙まで元どおりに。
たぶん、嬉しそうに何度も出したり閉まったりするのだと思う。
私と同じだと思う。
それを繰り返さないともったいなくて使えない困った性分。
母から譲り受けた性分。

「ご馳走様~」  腕を揮う娘に感謝。
レシピを真剣に見ながら計量カップや秤が、テーブルいっぱいに・・・
何ができるん?と聞きたくても途中経過は秘密で、キッチンにも立ち入り禁止。
私が作るありふれた料理ではないことだけは分かる。

できた~の声に自慢げな娘の顔。
私はくすぐられるような嬉しい気持ちでお腹と心を満たされ両手を合わせた。
「いただきま~す」・・・「ご馳走様~」


2011年5月4日水曜日

買い物

娘に誘われ久しぶりのショッピング。
数日前に出来たばかりのショッピングセンター、ものすごく大きい。
大きいとは聞いていたが、私の中の「大きい」よりもっともっと「大きい」

人も半端なく多い。
売り場、通路、エスカレーター、レストランすべて人・人・人
何をするのも並ばないといけない・・・
お金を払うのも、食事をするのも、そうトイレだって行列
最初の元気はどこ行ったのか?帰りは二人とも「各駅電車で帰ろう」と言った。

たまのお出かけと思い、張り切ってかかと高めの靴が疲れを倍増させた。
ピクピクしてるふくらはぎが、各駅電車の座席に着くと癒されるのを感じた。
あ~ 気持ちいいわ~
程なくして下車駅。
夕飯の支度のためスーパーへ寄り、買い物。
結局どんなにおしゃれをしても最後はスーパーの袋が手にある。
だけど思った。
「どんなに大きくて立派なお店より行きなれたこじんまりしたお店が好きや」って。
だけど思った。
「こんなに空いてて大丈夫なん?つぶれんといてや!」って。
もひとつ思った。
「帰って早くビール飲みた~い」。

2011年5月1日日曜日

よく降るなあ~

子供が小さいときによく読んだ本を思いだす。
ミッフィーちゃんの本。「トマトがトマトが死んじゃう」・・・
小さいトマトの木が雨に打たれ、今にも倒れそうになっている。そこで
ミッフィーちゃんが傘をさしてあげる話。
今日の雨は、その話ほどきつくはないけどやっぱり傘が必要かなあ~

傘で思いだすのは、机に彫刻刀で彫った相々傘。
隣の男子が一生懸命彫ってたなあ~
先生に見つからないように彫ってたのを、なんでか隣に座ってる私は見張り役
「先生来るで!」って知らせた・・・思いだした記憶のかけら。

さあ傘をさして履歴書買いに行ってこようっと。